伝説男 3 前編
壮絶なダイエット選手権も終わり、大阪では予定通りのリバウンドに成功した
伊東展示場の面々ですが、ようやく平和を取り戻したかのように見えます。
今回も歴史に残るような名勝負となりましたが、私、優勝しました!!
1週間で3.8㎏のダイエットに成功した私は、いまや伊東では
ヒーローさながらの熱いまなざしを集めています。
が、そんな私も、実は人には言えない後遺症に苦しんでいたんです。
栄光の陰に感動の秘話あり。
ここだけの話にしてくださいね。
実は測定前日に今井くんと久保くんと、恒例の温泉に出かけたときのこと。
サウナでがっちり絞ろうともくろむ三人は、げっそりとしながらひたすら汗をかいていました。
ただ、普通にサウナにいるだけでは普通に汗が出るだけ―そう考えた私は、
サウナの中で腹筋運動を始めました。それはもうすごい気合で。
サウナの床はすっかり熱くなった石でできていましたが、
自分の心も体もすっかり熱くなっていて、皮膚の感覚はすでに麻痺していたため
その石の熱さはまったく感じられませんでした。
汗は予想以上に出たため、すっかり満足してサウナを後にした私でしたが、
温泉の湯船に使った瞬間、無意識のうちに絶叫していました。
シミルゥ・・・シミルゥ・・・おしりがぁ~猛烈にぃ~シミルぞぉ~!!!!
何がなんだか分からず、恥かしさをこらえ今井くんに見てもらう私・・・
「店長、完全にお知りの皮がペローンっていっちゃってます。尋常じゃありません。」
腹筋の際に熱い石にグイグイとこすりつけられたお私のお尻は、
完全に真っ赤に水ぶくれし、瞬時に破裂し、
そしてめくれた皮膚の内側がさらに火傷していました。
・・・こういう人種を世の中ではアホウと呼ぶそうです。
この一週間は椅子に座るたびに激痛が走り、
長時間座らされているとパンツと引っ付いて、はがすときにはまた絶叫。
お風呂の椅子ですら、恐る恐るそーっと座っていくというなんとも情けない姿。
そんな理由で全国表彰は欠席できませんので、大阪には行きましたが、
片道4時間の新幹線で私のお尻は限界値に。
表彰式が始まったときには秒読みが開始されていましたが、
もちろんみんなの前では平静を装っています。
―全国制覇―
一見華やかに見えるその表舞台の裏では、
真っ赤なお尻の店長は、壇上に上がるときには全国1位の喜びをかみ締めるよりも、
お尻のキズがかさぶたになったかどうかの方がよっぽど気になる、
とってもかわいそうな表彰式をしていたんです。
だれしも陰では人には言えない苦しみを抱えているものです・・・
